ウィリアムズの失速は、昨季のF1界に衝撃を与えた。フェラーリやマクラーレン、ルノーと共に「ビッグ4」の一角をなす名門でありながら、コスワースのエンジンを使用するプライベーター参戦となり、コンストラクターズの成績も7位と低迷。チームのワークス化という時代の波に乗り遅れてしまったのではないかと、危惧する声も多かった。
しかし同チームの新CEOであるアダム・パー氏は、この種の見方を否定する。
「成績が悪かったのは、チームが根本的な問題を抱えていたからではありません。単にマシンの開発時間が足りず、信頼性を確保できなかったためです。我々には優秀なスタッフも、勝つためのノウハウも、そして情熱も揃っている。にもかかわらず小さなミスを重ねてしまい、こういう『資源』をうまく活用できなかった」
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photograph by Toshiya Kondo