短距離世界一を決めるスピードスケートの世界スプリント選手権(1月22、23日・米ソルトレークシティー)で小林正暢(山形県体協)と吉井小百合(三協精機)がともに総合4位に入った。メダルには手が届かなかったが、1年後に迫ったトリノ五輪への手応えという意味では十分に成果はあった。
世界スプリントは500mと1000mを2日間で2回ずつ滑り、その総合得点で順位を競う。しかし、五輪は500mが2レースの合計タイムで、1000mは一発勝負で争うので、今回のような両種目の総合順位はあまり参考にならない。単種目ごとに見ていくと、小林は得意の1000mで初日に1分8秒28の日本新を出して3位に入っている。吉井も初日に500mで日本記録に0秒01と迫る37秒74を出して1位となり、2日目も37秒91で3位に食いこんだ。吉井はその時点で総合2位につけたが、1000mが8位だったため、総合4位に後退した。もしこれが五輪だったら500mでは表彰台に上がっていた。
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