元女王のマルチナ・ヒンギスが、11月1日、不可解な理由で2度目の引退を表明した。チューリヒで会見を開いたヒンギスは、6月のウィンブルドン3回戦で敗れた後のドーピング検査で、コカインが検出されたと話した。ヒンギスによると、採取された尿の検体から陽性反応が出たという。すぐに自ら毛髪検査を行ったが、それは陰性だった。しかし、予備の別検体の検査も陽性。検査機関から告発されているとも話した。会見では、コカイン使用を完全否定し「このようなばかげたことがあると、プレーする意欲もわかない。それにケガや年齢的にも、さすがに限界」と涙をこらえた。
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photograph by Hiromasa Mano