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遅咲きのモンゴル力士大勇武へのお祝いは?

2009/03/08

 横綱同士の千秋楽相星決戦が2場所連続で実現した余波であろう。過去1勝1敗と互角の朝青龍と白鵬3度目の決着戦への期待は、てきめんにチケット販売に現れた。

 4月5日に発売になった夏場所の前売り券は、わずか1日で千秋楽の全席が完売した。窓口に並んだファンは、発売2日前の3日から現れ、さらに発売当日には1600人もの行列が出来た。謹慎あけの朝青龍が注目された今年の初場所の1200人を上回る人気の過熱ぶり。その時も「絵になる男」「銭になる男」が帰ってきたと実感したが、今や朝青龍と白鵬の横綱同士の取組が本場所の看板へと成長したのだ。動と静、タイプも異なるので、支持するファンがはっきり分かれる格好の構図。他の力士たちとの力の差は大きいだけに、今場所も相星決戦の実現が濃厚だ。国技館を二分する千秋楽結びの狂騒が、今から楽しみである。

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