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「潔くんのプレーとぴったり重なるんですよ」声優・浦和希が“穴が開くぐらい”見て参考にした日本代表選手は?《アニメ「ブルーロック」潔世一役》

2024/10/02
多くのアニメーション作品で活躍する声優・浦和希
“史上最もイカれたサッカーアニメ”『ブルーロック』の第2期が10月5日、いよいよ放送開始! 主人公の潔世一を演じる浦和希が、その見どころと、潔を演じることへの強い思いを存分に語ってくれた。(原題:[スペシャルインタビュー]浦和希(潔世一役)「さらに進化した潔世一を」)

――第2期はブルーロック選抜とU-20日本代表との試合が舞台となります。浦和希さんが演じる主人公・潔世一は、無名の高校生からスタートした第1期と比べて、かなり立ち位置が変わったと思います。どのような点に彼の変化を感じていますか?

「呼吸です。第1期での潔くんはずっと弱者側でした。追い詰められた状況から相手を打ち倒す場面が多かったので、息遣いに余裕がありませんでした。でも第2期では、強い相手と対峙していても、第1期での成長を経て、冷静にピッチの状況を俯瞰して把握できるようになっています。その“余裕”が呼吸に乗っているイメージですね」

『ブルーロック』が僕の常識を壊してくれた。

――浦さんは2022年から放送された『ブルーロック』第1期が声優として初めての主演でした。

「『ブルーロック』は役者としての僕を、とんでもなく成長させてくれました。お芝居への取り組み方も作品を通してすごく変わりました。僕は元々『このキャラクターはこうでなければ』という固定観念が強いタイプだったんです。でも『ブルーロック』が僕の常識を壊してくれました。というのも、潔くんだけでなく、作中でどんどん生まれ変わっていくキャラクターたちに影響されて、自分の頭の中で描いていた潔くんの“あるべき姿”という枷を外して『こう表現すると、どうなるんだろう?』と考えられるようになったんです」

――潔がピッチ上でどんどん新しい自分を発見していったように。

「そうなんです。あとは当時、ちょっとしたリアクションの演じ方が全て一緒になってしまう、という悩みがありました。すごく苦しんで、先輩たちにとにかく相談しました。それこそ潔くんのように周りから色々なものを吸収していって、武器を増やしていきましたね。自分は今も全然、下手ですけど、特に第1期の最初の方を見返すと、何もわかっていなかった。なんというか、ちゃんと下手だったんだなって(笑)」

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photograph by Asami Enomoto

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