日本の絶対的な切り札であった天才ドリブラーは怪我の影響もあり、力を発揮できずに戦場を去った。だが、もう一つの武器で仲間たちを支えていたのだ。
遅れて来たW杯のヒーローは、アジアカップの舞台で輝くことはできなかった。出場時間わずか45分、シュート0本。
三笘薫は昨年末に負った左足首の怪我のためにグループステージを全休し、復帰戦となったラウンド16のバーレーン戦では切れのあるドリブルを見せたが、準々決勝・イラン戦では途中から出てほぼ何もできずに終わった。
自身のインスタグラムに投稿したメッセージにも自責の念がにじみ出ていた。
「チームに貢献することが出来ず、僕自身まだまだ弱いことを痛感させられました」
「三笘シフト」に思うように動けず「本当に悔しい」
三笘を責めるのは酷な部分もある。日本は後半にパスをつなげず、三笘にいい形でボールを渡せなかった。さらにイランが「三笘シフト」を敷いてきたことも見逃せない。
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photograph by Taisei Iwamoto