今季からMLBで正式に導入される「ピッチクロック」が、早くもオープン戦で効果を見せ始めた。スポーツ専門局「ESPN」によると、2月のオープン戦開始後の3日間の平均試合時間が2時間38分と、昨年の3時間1分から23分間短縮された。現段階では、サンプル数が少ないとはいえ、昨年のマイナーリーグでは、年間を通して25分間短縮されたこともあり、公式戦でも一定の効果が表れると見込まれている。
サイン盗み防止の目的でバッテリー間のサイン交換が複雑化するなど、メジャーでは試合の長時間化が問題視されてきた。'21年には、過去最長の平均3時間11分を記録したこともあり、機構と選手会が折衝を重ね、「ピッチクロック導入」など一部のルール変更を決定した。
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