奈良くるみが9月の東レ・パンパシフィック・オープンで現役生活を終えた。開幕前に引退を表明、所属事務所を通じて〈一つの悔いもなく選手生活を去れることに、私自身驚いています。全ての力を出し切って引退できることを幸せに思います〉とコメントした。
選手たちのSNSを見ると、周囲に慕われていたことがよく分かる。同年代で切磋琢磨してきた土居美咲は〈くるみがいたから頑張れた。こんなに尊敬できて、高め合える同期がいて幸せでした〉と惜別の思いを書き込んだ。加藤未唯は〈同じ大会に出られるように頑張ろう、必死についていこうとしてました〉と書き、引退を惜しんだ。人柄に加え、競技への献身ぶりが選手仲間を刺激し、後輩の尊敬を集めるのだろう。3歳下の二宮真琴は〈くるみちゃんの言葉や行動から大切な事をたくさん学びました〉と書く。
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photograph by Hiromasa Mano