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ボクシング界に活力を与える、キックからの転向組に注目せよ。

2022/08/13
デビュー以来4戦連続TKO勝ちと勢いに乗る武居。このまま無敗で東洋太平洋王座を獲得できるか注目が高まる

 キックボクシングからプロボクシングへの転向の話題が相次いでいる。

 転向を公言している那須川天心の参戦も近そうだ。まだ一度もボクシングのリングに上がっていないのに井上尚弥との対戦を期待する記事が出るとは、メディアも気が早すぎる。K-1WGP・元スーパーウェルター級王者の木村ミノルは、平仲ボクシングスクールジムから転向を宣言。ただ前の所属先との契約問題が未解決で、10月デビューは困難か。

 すでにプロボクシングに転向して注目されているのは元K-1王者の武居由樹(26歳)で、昨年井上尚弥と同じ大橋ジムからデビュー以来4戦連続TKO勝ち。勢いを駆って8月26日には東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑む。武居得意の左フックがキャリア18戦のペテ・アポリナルをどこで捕らえるか。これまで1回2回と早い回で倒して速戦即決をモットーとしている武居だが、長丁場を戦えるところも観たい。武居自身も「もっとボクシング・スキルを上げたい」と貪欲だ。

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photograph by AFLO

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