本命の大苦戦もあれば、番狂わせもあり。7月18日、大阪で開幕した『RISE DEAD OR ALIVE -53kgトーナメント2021』は見どころ満載だった。
優勝候補の志朗は“最後のまだ見ぬ強豪”滉大と高度な技術戦を展開。延長戦でダウンを奪って辛勝した。現在RISEの同級王者である大崎一貴は、過去に1敗2分けの石井一成からダウンを奪った末に判定勝ち。軽量級ならではの技術とスピードだけではなく、倒せるところに彼らの強さと魅力はある。
最大の番狂わせは風音(かざね)が江幡睦を下した一戦だろう。戦前は「江幡が圧倒的に有利」と予想されていた。無理もない。江幡は双子の弟・塁とともにキック界の最強ツインズとして知られ、昨年9月にはRIZINでも白星をあげている。果たして一回戦の組み合わせが決まるや、巷では「後半ブロックでは江幡が決勝に進出する」という声が大きかった。
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photograph by Susumu Nagao