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完全制覇の“高校8冠”は幻に。 「尚弥2世」超えを目指す堤麗斗。

2020/07/26
昨年インターハイを制した堤(右)。中学までは極真空手でも同世代が目標にするほど圧倒的な存在だったという。

 コロナ禍で、高校ボクシングも次々と大会を取り止め、春の選抜に続き夏の総体も中止。秋の国体も来年以降に持ち越しとなった。3つの全国大会が予定通り開催されなかったのは過去に例がない。

 県レベルではインターハイの代替大会も検討されたが、実施に踏み切るのは佐賀県などごく僅か。全国大会で活躍し、希望の大学に進学したかった選手たちにとってはアピールの場がなくなった形になるが、大学ボクシング部のスカウトはすでに普段の練習やUJ(アンダージュニア)の大会で新戦力の目星をつけている。

 キッズ世代からボクシングに手を染めている選手が多くなった近年は、高校1年から3年まで計8度の全国大会(3年は選抜に出場できない)をすべて優勝する「パーフェクト・レコード」が目標になった。'17年には今永虎雄、荒本一成(ともに奈良・王寺工高)が初めて達成している。

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photograph by KYODO

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