女子の試合など見たくない――以前こんな趣旨の記事を書いて一部の方々からえらく反発を受けたことがある。日本ボクシングコミッションが女子ボクシングを公認した2007年の少し前だったか。
これは偏に筆者が舌足らずだったからで、「レベルの低い試合など見たくない」とすべきだったのだ。その後ルシア・ライカーやレイラ・アリら世界一流の女子選手の試合を観て考えを改めた。性差に関係なく、良いものは良い、駄目なものは男子でも駄目なのだ。
近年日本の女子、特にアマのレベルアップが顕著で、藤岡奈穂子らプロで活躍する選手の多くが元アマの王者であることからも明らかである。ただし全体的なレベルアップとなると、まだ道半ばというしかない。
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photograph by Kyodo News