性懲りもなく、まただ。ローマ大会の2回戦で、ニック・キリオスはコート脇の椅子を投げ飛ばすなどの狼藉で4度の警告を受け、失格となった。この大会のランキングポイントと賞金は没収され、さらに2万ユーロ(約245万円)の罰金が科された。
過去にも暴言や無気力試合で処分を受けている。ラファエル・ナダルには「対戦相手と自分自身、観客への敬意がない」と試合態度を批判されたばかりだ。最近の米国記者とのインタビューでは、ノバク・ジョコビッチを「人気を得たいという強迫観念にとりつかれている」とこき下ろすなど歯に衣着せぬ発言を連発した。今回はプロレスの場外乱闘のような暴れっぷり。SNSで謝罪したが、対戦相手のキャスパー・ルードは「少なくとも半年は出場停止にすべきだ。そう思っているのは僕だけではないだろう」とご立腹だ。
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