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「令和1号」は仲川輝人。 スピードスターの2つの速さ。 ~マリノスで“ニッサン”を背負って~

2019/05/17
5年目を迎えた仲川。第10節終了時でチーム2位となる3得点を挙げ、昨季12位に沈んだ横浜FMを押し上げる。

 J1で「令和1号」を決めたのは横浜F・マリノス、26歳のアタッカー、仲川輝人だった。5月3日のサンフレッチェ広島戦、持ち場の右サイドから斜めに走り込んで味方のパスを呼び込むと、トップスピードに入ってGKもかわして左足でゴールを挙げた。

 背番号は「23(ニッサン)」。

 車になぞらえるなら161cm、57kgとサイズはコンパクトなのだが、高性能スポーツカー「GT-R」のツインターボエンジンを搭載しているかのようだ。

 クラブの企画で仲川と対談した“元祖ハマのスピードスター”坂田大輔は、可愛がってきた後輩の特徴をこのように語っていた。「止まった状態、つまりゼロからが速い。同じくらいの体型の選手だと確かに1歩目は速いんだけど、その後の伸びが続かない印象がある。でもテルは1歩目の後も速い」

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photograph by Getty Images

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