戌年の戦い始め、東京ドームのど真ん中に立っていたのは、黄金色に染まったオカダ・カズチカだった。
新日本プロレス恒例の1月4日・東京ドーム大会は、昨年より約9000人増の3万4995人の大観衆の前で行われ、IWGPヘビー級王者のオカダが、2017年度のG1覇者、挑戦者・内藤哲也を3発目の必殺レインメーカーで沈め、34分26秒の鮮やかなフィニッシュ。9度目の防衛を飾った。
頂上対決を制したオカダは試合後、2年連続プロレス大賞MVPの内藤に、皮肉を込めて厳しいエールを贈った。
「内藤さん、内藤さん、東京ドームのメインイベント、どうだった? 最高に気持ちいいだろ。勝つのがもっと気持ちいいぞ。東京ドームのメインイベントでもう1回やろうぜ」
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