来る人あれば、去る人あり。次々と新王者が誕生する一方で、内山高志、三浦隆司の両元王者が引退を表明。世界こそ逸したが内山に善戦した金子大樹、リゴンドウを2度倒した天笠尚らもリングを去った。
この人はどうかと去就が注目された八重樫東(あきら=34歳)の決断は「やっぱり……」だった。10月11日大橋ジムで記者会見し明らかにしたのは「現役を続行し4階級制覇を狙う」というもの。これは想定内のことだった。去る5月21日のIBF世界L・フライ級王座防衛戦で比国のミラン・メリンドに初回に3度倒されてTKO負け。自身13度目の世界戦で惨敗し無冠となりながら、翌日にはジムで練習し、現役続行をアピールしていたのだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KYODO