今シーズン前にその提案を持ちかけられたとき、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)は「この人はクレイジーだ」と思ったという。提案してきたのは今季からロケッツのヘッドコーチに就任したマイク・ダントーニで、「ポイントガードをやってみないか? 君なら得点とアシストの両方の部門でリーグ首位を取れる」と言われたのだ。
ハーデンといえば、リーグ随一のスコアラー。独特なテンポから攻撃を作り出す能力を持ち、アイソレーションでも難なく得点を決め、昨季は1試合平均でリーグ2位の29点を記録していた。一方で、ボールを持ちすぎる傾向があるからと、『自分勝手な選手』というレッテルを貼られることもあった。
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