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「チャンピオン・ロス」で'17年F1勢力図が激変。~ロズベルグの急な引退で、メルセデスがドライバー狩りを開始~

 チャンピオン・ロス――'17年シーズン開幕を前に、メルセデス・チームは'16年王者ニコ・ロズベルグの後任選考に余念がない(1月3日時点)。その経緯をまとめてみよう。

 11月27日、最終戦アブダビGPでロズベルグが史上33人目のワールドチャンピオンに。F111年目で悲願を達成する。

 12月2日、FIA年間表彰式の前に突然「今季で引退」と会見で宣言。新王者は僅か5日後に自ら“退位”を決断した。

 12月中旬、数々の憶測が流れる中、ベッテルは「フェラーリとの契約がある」と立場を明確に。またアロンソも「マクラーレン・ホンダとともにタイトルを目指す意志に変わりはない」とコメント。チャンピオン経験者を引き抜くメルセデスの水面下交渉は不調に終わる。

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photograph by Getty Images

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