厳かにゴングは鳴った。
「できるだけ早くというか、自分がいきたいと思ったときに意思を尊重してもらえるということ。応援してもらえるのは嬉しいし、ありがたいです」
日本ハム・大谷翔平投手(22)が、契約更改の席で球団からポスティング制度を使ったメジャー挑戦を容認されたことを明かしたのは、12月5日のことだった。
今までも事あるごとに話題となった大谷のメジャー移籍が、この発言により、1年後にはいよいよ現実味を帯びることになった。メジャーによる大谷争奪戦の開始を告げるゴングが鳴ったわけである。
ただ、送り出す日本ハムが1年前のこの時期に、あえてメジャー挑戦容認を明らかにした裏には、それなりの計算も見えてくる。
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photograph by KYODO