石川遼が故障から復帰した。9月のANAオープンでも3位に入り、これで、8月にRIZAP KBCオーガスタで優勝して以降、3戦連続のトップ3となった。このことで、メディアには「復活」という文字が躍っている。確かに腰の怪我から体は復活したと思う。ただ、何をもってゴルフにおける復活とするのか。それは本人のみぞ知ることではないだろうか。そもそも、復活という考え自体、持っていないかもしれない。
今後、ゴルフファンも、自分も、そして、本人も期待するものがあるとすれば、アメリカPGAツアーでの活躍ではないだろうか。石川が初めて米ツアーに参戦した時、正直、すぐに勝つだろうなと思っていた。自分よりも技術は上だし、飛距離も出る。海外の長いパー5だって2打でグリーンに乗せる力がある。ただ、なぜか、これまでは日本国内ツアーでの強さと、アメリカでのそれが比例しなかった。
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photograph by KYODO