大阪大会2回戦で屈指の好カード、PL学園対東大阪大柏原が行われた。花園ラグビー場に隣接する収容人員1600人の箱庭のような花園中央公園野球場に、立ち見が出るほどの観客が押し寄せたのは、この試合がPL学園のラストゲームになるかもしれないという思いが誰の胸中にもあったからだ。
PL学園の今夏限りの部活動の休止は、チームの弱体化や進学に力を入れるという学校方針などとは関係ない。度重なる野球部員による暴力事件に業を煮やした学園側が過去2年、新入部員の募集を行わなかったことにより、3年生の下に後輩部員がいなくなったためだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KYODO