7月4日、アメリカ独立記念日の朝、そのニュースはNBA中を駆け巡った。今オフの一番の大物フリーエージェント、ケビン・デュラントが、プロ入りから9シーズン所属していたオクラホマシティ・サンダーを離れ、ゴールデンステイト・ウォリアーズと契約すると発表したのだ。忠誠心が強く、サンダーと再契約するだろうと思われていただけに、意外な選択だった。
実際、デュラントの心は最後まで揺れていたという。ウォリアーズのプレースタイルに魅力を感じ、共に王朝を築こうという説得に心が動いていた一方で、古巣サンダーを離れることに躊躇もあった。そんなデュラントの背中を押すことになったのが、往年の名選手、ジェリー・ウェストからの電話だった。
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