「世界でもこれだけなめらかに美しく演技できる選手は少ないですよ」
山崎浩子強化本部長がベタ褒めするのは、過酷な五輪出場枠争いを制し、6月にリオデジャネイロ五輪の代表に選ばれた皆川夏穂(イオン)だ。
日本人が新体操の個人枠で五輪に出場するのは、'04年アテネ五輪以来12年ぶり。現役時代、上半身の飛び抜けた柔軟性を武器に、'84年ロサンゼルス五輪個人総合8位入賞を果たした山崎本部長は、「皆川の身体能力はすごく高い。ジャンプがダイナミックで、可動域が広いんです」と言葉を継ぎ、18歳に大いなる期待を寄せた。
山崎本部長の言葉通り、世界での皆川の評価は着実に上昇している。
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photograph by AFLO