新潟と仙台の地で戦いつづける2人のブラジル人選手。祖国で世代別代表に入るほどの実力者である彼らが、“J”を選んだ理由、サポーターへの「愛」を語った。
格差も、引き抜きも、爆買いもある。サッカーは、弱肉強食の世界だ。各クラブはチームを強化するために選手を補強し、そのためには膨大なお金がかかる。必然的に予算規模の大きなクラブに優秀な選手が集まり、規模の小さなクラブは主力を引き抜かれるたびに、頭を悩ませる。
ビッグクラブも無駄なお金は使いたくないから、実力を計算できる選手に触手が伸びる。例えばJリーグの優秀選手に選ばれた外国人選手は、恰好のターゲットだ。
ところが、Jリーグのベストイレブンにも選ばれた実績を誇りながら、長年にわたって地方クラブでプレーし続けるブラジル人選手がいる。ベガルタ仙台のウイルソンと、アルビレックス新潟のレオ・シルバだ。前者は2012年に仙台へとやって来た。
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photograph by photographs by Takashi Shimizu