わずか20歳で世界一に輝き、大会後ドイツへ渡った。そして今もフランスの強豪で研鑽を積む彼女は、4年前の栄光と現在の苦境をどう見ているのだろうか。
PKを最後に決め世界一に輝いた4年前、熊谷紗希は大きな一歩を踏み出していた。
所属していた浦和レッズレディースから、ドイツW杯前に決まっていたフランクフルトに移籍した。世界女王の称号をひっさげ加入したドイツ屈指の強豪クラブでは、早々にレギュラーに定着。ファーストシーズンで早くも欧州CL決勝に進出を果たすも、フランスのリヨンを相手に苦杯をなめた。同年、ロンドン五輪で銀メダルを獲得し、翌2013年にはリヨンからのオファーを受け更なる移籍を決断した。
そしてリヨンでの2シーズン目となる今季、CLのタイトルは逃したが国内2冠を達成している。
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photograph by Tomoki Momozono