#878

記事を
ブックマークする

M・ハービー復活にみる「スロー・リハビリ」のすすめ。 ~トミー・ジョン手術後のプロセス~

2015/05/24
2012年のメジャーデビュー戦で11奪三振を記録。最速160kmの直球とスライダーを駆使する。

 約18カ月間のブランクを感じさせない復活劇だった。2013年10月に「トミー・ジョン」と呼ばれる靱帯移植手術を受けたメッツの快速右腕マット・ハービーが、鮮やかに復活した。5月8日に今季初黒星を喫するまで開幕5連勝。4月9日の復帰初戦の初回、いきなり時速97マイル(約156km)をマークするなど、手術前と変わらない、力強い投球を披露した。

 一般的に「トミー・ジョン手術」を受けた投手は、復帰まで12~14カ月を要すると言われる。だが、ハービーの場合、シーズン終了直後に手術を受けたため、'14年を完全なリハビリ期間に設定し、焦ることなく、18カ月後の今季開幕をターゲットに復帰プランを進めた。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Yukihito Taguchi

0

0

0

前記事 次記事