目立ちたがり屋が、再び業界のド真ん中に立った。
2014年度のプロレス大賞で最優秀選手賞に輝いた新日本プロレスのエース、棚橋弘至のことだ。新年1月4日、新春恒例の東京ドーム大会で新世代の旗手オカダ・カズチカを迎え、IWGPヘビー級王座初防衛戦を行う。
筆者も選考委員を務めるプロレス大賞の選考会でMVPの候補に挙がったのは棚橋、オカダ、中邑真輔、柴田勝頼の4人。いずれも新日本の中心選手だ。同団体がいかに2014年をリードしたかがわかる。その中で投票21票中18票と圧倒的支持を集め、3年ぶり3度目の栄冠をものにしたのが、棚橋だった。
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photograph by NIKKAN SPORTS