第6節終了時にして、早くもJ1で今季最初の監督交代劇が起きた。舞台となったのは2分け4敗と勝ち星がなく、17位に低迷していた仙台。今季から指揮を執っていたグラハム・アーノルドが解任され、ヘッドコーチの渡邉晋が監督に昇格した。
最近のJ1では、表向きに辞任か解任かはともかく、シーズン序盤であっても指揮官の首が飛ぶケースは珍しくない。一昨季はG大阪のセホーンが第3節終了時に、昨季は磐田の森下仁志が第9節終了時に、いずれも監督の任を解かれた。ただし、G大阪、磐田がともにJ2降格を回避できなかったことでも分かるように、監督交代は必ずしも低迷脱出の特効薬とはなりえない。仙台が渡邉体制初戦の第7節で勝ち点3を手にしたことは光明だが、まだまだ油断はできない。
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