近年のオリンピックは、夏冬ともに、開催国が活躍する傾向が顕著だ。
先月閉幕したソチ五輪でも、それは同様だった。ロシアは不振に終わった2010年のバンクーバー五輪で3個だった金メダルが13に、メダル総数でも15から33と倍以上に増えて、参加国中ともにトップ。しかも総数は、旧ソ連時代の最多29個を上回る好成績である。
成功の要因としては、開催に向けた強化費の大幅増なども挙げられるが、海外の力の導入も大きかった。
カーリングはスイスから、ボブスレーならカナダから、というように、各競技の強豪国から指導者を招いたのである。総数は90名前後におよんだ。
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