昨年のセ・リーグ覇者、中日が巨人に10ゲーム近い大差をつけられ、苦しんでいる。71歳の高木守道監督と73歳の権藤博投手コーチが、選手起用をめぐって激しいバトルを繰り広げながらも9月16日に広島を2対0で破り、6年連続のCS出場をなんとか決めた。
この広島との3連戦のさなか、首脳陣の対立が表面化。「試合が続くから今日は中継ぎは出せませんと(投手コーチに)言われた。これじゃ勝てると思っていない」と監督が言えば、「本当の戦いはまだまだ先じゃないですか」とコーチがやり返す。こんなやりとりは自然とベンチにも届き、選手たちは気まずくなるものだが、そこは“大人の対応”ができる2人のベテランが支えている。
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photograph by NIKKAN SPORTS