後楽園ホールで初めてボクシングが行なわれてから、まもなく50周年を迎える。こけら落としは'62年4月16日の高山一夫の無冠戦。当時強打が売り物の日本フェザー級王者の熱烈なファンで、手に汗握ってテレビ観戦した記憶がある。
今でこそ「ボクシングの聖地」などと称されるようになったが、開場当時は新聞の記述もあっさりしたものだった。郡司信夫著『ボクシング百年』では、'58年に旧講道館を購入して「後楽園ジム」とした経緯を紹介しているが、'62年の現ホール新設についてはほとんど触れていない。移転程度の認識だったのだろう。
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photograph by KYODO