なでしこジャパンのW杯制覇から約2週間、もう1つのフットボールで、アメリカの頂点に挑んだ日本人女性がいた。北米女子プロ・アメリカンフットボールリーグ(IWFL)のカリフォルニア・クェイクに所属する鈴木弘子だ。
鈴木は、日本でスポーツインストラクターをしていた1995年、30歳の時に「お稽古事感覚で」アメフトを始めてからのめり込み、より高いレベルを目指して’00年に単身渡米。以降12年間に渡り活躍してきた。IWFLは、WFAと並びアメリカに2つある女子トップリーグのうちの一つ。しかし、プロとはいえ薄給で、飛行機での遠征ではチケット代を選手が負担しなければならないほどだという。それでも鈴木は、「苦労を感じたことはないです。アメフトのことだけを考えていればいいので本当に毎日が楽しい」と笑う。
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photograph by Akatsuki Uchida