少し気の早い話だが、2011年4月に行なわれるマスターズ・トーナメントが、いまから楽しみである。
なぜなら日本で初めてアマチュア選手が出場するからだ。
これまで日本のアマチュアがマスターズの出場権を得るには、全米アマチュア選手権2位以内や全英アマチュア選手権優勝といった欧米の大会での実績が必要だった。
しかし、'09年から開催されているアジアアマチュア選手権の勝者にも権利が与えられることになった。その結果、'10年の同大会で東北福祉大1年の松山英樹が優勝し、出場権を獲得したのだ。
かつて招待状が届くのを待つしかなかった時代には、マスターズ出場は、プロにとっても夢の夢だった。
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photograph by Yuichi Masuda