新大関把瑠都の人気が凄い。朝青龍に代わる相撲界の救世主となっている。大関昇進にあたり、暴言や乱暴な態度が目立った朝青龍を反面教師に、強さと共に「誰からも愛される力士」となることを誓い、春巡業では有言実行。人懐っこい笑顔や表情を存分に振りまいた。
しかし把瑠都はその分、土俵外での大関としての責務に忙殺されてしまう。場所前の関係者への挨拶回りに加え、大相撲のイメージアップのため政府や官公庁のイベントにも出席するなど、稽古不足で大関初陣の夏場所を迎えた。それを補う開き直りが期待されたが、勝ちを意識し慎重になり小手先の相撲に走った。腰高で踏み込みが甘く、先場所猛威を振るった必殺のもろ手突きの威力も半減した。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KYODO