プロボクシング'09年の「年間最優秀選手賞」に、長谷川穂積が選ばれた。2年連続、通算4度目の受賞である。“準”優秀選手賞とも言うべき「技能賞」は西岡利晃。今回の賞取りレースは事実上2人の争いだった。
この年間表彰は、例年、東西メディアのボクシング担当記者の投票によって決められる。昭和24年の白井義男が最優秀を獲得して以来続き、今回が61回目という由緒ある賞である。
今回は、他の賞も含め全体的に落ち着くべきところに落ち着いた、バランスのいい選考結果だったろう。視聴率43%を弾き出した例の亀田興毅対内藤大助戦は「年間最高試合賞」、勝った亀田は「最優秀選手賞」ほか各部門にノミネートされたものの、結果は亀田が「殊勲賞」、内藤が「努力賞」に落ち着いた。
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photograph by BOXING BEAT