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「“みんなで”戦うことが大事」メダルを逃した日、高橋藍が思い出したディマの言葉…絶好調の25歳が“最終地点”と思い描く理想の選手像 

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米虫紀子

米虫紀子Noriko Yonemushi

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photograph byJVA/AFLO SPORT

posted2026/09/11 11:02

「“みんなで”戦うことが大事」メダルを逃した日、高橋藍が思い出したディマの言葉…絶好調の25歳が“最終地点”と思い描く理想の選手像<Number Web> photograph by JVA/AFLO SPORT

ロス五輪の出場権がかかるアジア選手権・決勝トーナメントへの意気込みを語った高橋藍(25歳)

 オーストラリア戦の第3セット。高橋のサーブを起点に連続ブレイクを奪い19-17と引き離したところで、オーストラリアのチャレンジを巡って約4分間中断した。キャプテンの石川祐希がベンチにいたため、高橋が主審の元まで何度も確認に行くが、その間も表情を変えず決して集中力を切らさない。そして、その中断明けに放ったサーブは、ネットをかすめて突き進み、相手レシーバーを弾き飛ばすサービスエースとなった。

「時間はあいてしまいましたが、僕の中ではあまり考えすぎず、リズムを崩さずにサーブの準備をしていました。ああいう状況でもう1点取るか取らないかによって全然違うので、もう1本サービスエースを取ってやろうという気持ちが、あの時は強かったです」

心に残るムセルスキーの「Together」

 そして、高橋の胸にもっとも強く残っているムセルスキーの言葉が「Together(みんなで)」だ。

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「ディマはずっと『勝つ時も負ける時も“みんなで”戦うことが大事』だと言っていました。ネーションズリーグの3位決定戦でスロベニアに負けた時、自分たちは最後まで気持ち的には諦めていなかったけど、体が追いついていなくて、しんどさがすごくあった中で、ディマのその言葉を思い出していました。勝つ時も負ける時もみんなでいることが大事で、それが次に繋がっていく。それがチームスポーツのよさだということを、ディマは伝えていたのかなと改めて思ったので、僕は『みんなで』と声をかけていました」

 11日から始まるアジア選手権決勝トーナメントでも、苦境に直面することはあるだろう。その時、高橋は仲間の目をまっすぐに見つめながら、「みんなで!」という言葉で鼓舞するに違いない。今度は、チームを勝利に導くために。

 そしてもう一人、「お父さんのような、先生のような」ムセルスキーに多大な影響を受け、今大会で奮闘している選手がいる。〈つづき→後編

#2に続く
「お見送りに行きたかった…」男子バレー小野寺太志が「お父さんだし、先生」と慕う人物とは? 学んだ“世界一”の包容力「自分もチームにいい影響を」

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