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渡邊雄太「歴史はこうやって繋がっていく」八村塁&河村勇輝と“27.8秒”の共演…男子バスケ黄金時代にある明確な目標「3人がまた一緒にプレーできたら…」
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宮地陽子Yoko Miyaji
photograph byYUTAKA/AFLO SPORT
posted2026/09/03 11:04
FIBAワールドカップアジア地区予選Window4のカタール戦で同じコートに立った(右から)渡邊雄太、八村塁、河村勇輝
2人が繰り返し口にした強気な言葉の裏には、明確な目標がある。今の日本代表の目標は、2年後のロサンゼルス五輪で勝利をあげること。もし成し遂げれば1972年のミュンヘン五輪以来の快挙となる。それは2年前のパリ五輪銅メダルのフランスに対して、あわや勝利という試合を戦いながら、オーバータイムに持ちこまれて敗れた悔しさを晴らすこともでもある。
その目標を達成するためには、世界中から12ヶ国しか出られないオリンピックの出場権を勝ち取らなくてはいけない。そのためには、まずワールドカップの出場権を獲得し、ワールドカップでアジアの中でトップの成績を収める必要がある。だからこそ、「アジアではどこにも負けない」という意識が大事だった。ぼんやり見えていたその目標への道筋がこれまで以上にはっきりしたのがWindow4での2試合であり、特に3人が揃ったカタール戦だった。
カタール戦で、日本は目標通り、123対70と53点差をつける圧倒的な勝利をあげ、その前のサウジアラビア戦に106対78で勝ったのに続き、連勝でWindow4を締めくくった。
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八村は試合開始直後から得意の3ポイントシュートを決めるなど30得点、6リバウンド、4アシスト、3スティール、3ブロックと、さすがの存在感を発揮。河村は、前半にファウルトラブルで出場時間が減ったものの、それでも18分27秒という出場時間の中でも味方の得点力を活かすことを意識し、10アシストをあげた。渡邊は故障明けということもあって、いつもとは違う控えからの出場で、出場時間も16分38秒と限られたが、その中でも12点、5リバウンド、3アシストと、彼らしいオールラウンドな縁の下の力持ちとしての本領を発揮した。
3人同時出場はわずか27.8秒
ただし、すべて桶谷が考えていた通りにいったわけではなかった。というのも、渡邊が控えに回ったことや、河村のファウルトラブルもあり、3人が同時に出場したのは前半終了間際の27.8秒だけだったのだ。
試合後の会見でそのことを聞くと、桶谷は「そうなんです。言われる通り3人でいっしょにプレーしてる時間があまりなかったんですけれど……」と苦笑した。
それでも、3人が同じ試合に出たことによる手ごたえは感じたという。
「ジョッシュ(ホーキンソン)がいない時間帯に、塁と雄太が一緒に出てると(安心感がある)。やっぱりあそこの、ああいうバスケットが今までなかったんで、そこらへんはすごい手ごたえがあったなって思います。
自分のイメージとして3人がいっしょに絡んでいく時間帯もあるし、でも、誰かがいなくても、誰かがチームを引っ張れるっていう強さはやっぱりそれぞれ持ってるんで、この3人が本当に一緒にまたプレーできたら、それこそ本当に世界で勝てる日本に一番近づくんじゃないかなというふうに思ってるんで。僕は、それをずっと期待してます。この後、来年ワールドカップに行かないと実現しないと思うんで、まず、2人がいない状態で雄太が先頭切って、ワールドカップに連れて行ってもらえるように頑張りたいなと思います」

