貴乃花光司の名言
限界と向き合う鍛錬の向こう側に、無意識で身体が動くようになる次元があるんです。
貴乃花光司(相撲)
1993年夏場所で3度目の優勝を果たし、綱取りを目前にした貴ノ花だったが、そこから横綱までは苦難の道であった。優勝はするものの、横綱昇進の条件である2場所連続優勝がクリアできない。「人間とは不思議なもので、意識しているうちは結果が出ないんですね」と、貴ノ花は当時の自分を振り返る。「落ち込むことはなかったですが、この壁を乗り越えるために足りないものが何なのか、自分でも分からない。ひたすら日々の稽古を繰り返し、寝る前は座禅を組んで、『勝負に勝ちたい』ではなく、『自分はこうなりたい』というイメージをして、自己暗示をかけていました」。稀代の大横綱までの道のりは決して平坦ではなかったのだ。
Number870号(2015/01/22)
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