東浜の“無残塁ノーヒットノーラン”はスゴい快挙なのに

〇パ・リーグ
日本ハム5試4勝1敗0分 率.800
オリックス5試3勝2敗0分 率.600
ロッテ6試3勝3敗0分 率.500
西 武4試2勝2敗0分 率.500
楽 天6試2勝4敗0分 率.333
ソフトバンク4試1勝3敗0分 率.250

　日本ハムが4勝1敗と好調。依然最下位ながら5位のロッテとは1ゲーム差に迫っている。楽天は4月26日から引き分けを挟んで11連勝を記録したがその後4連敗を喫した。

・個人打撃成績10傑
島内宏明（楽）19打8安1本4点1盗 率.421 RC7.50
松本剛（日）17打9安1点4盗 率.529 RC5.40
辰己涼介（楽）19打8安2点3盗 率.421 RC5.27
岡大海（ロ）16打5安1本3点1盗 率.313 RC4.97
伏見寅威（オ）12打6安2点 率.500 RC4.75
柳田悠岐（SB）14打6安1本3点 率.429 RC4.66
万波中正（日）20打7安1本5点 率.350 RC3.75
宗佑磨（オ）19打7安1点1盗 率.368 RC3.75
黒川史陽（楽）23打7安 率.304 RC3.74
安田尚憲（ロ）19打7安 率.368 RC3.21

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　昨年の打点王で楽天の島内が打率.421、日本ハムの松本は打率.529。通算でも.377で首位打者をキープしている。本塁打はロッテのレアード、西武の中村剛也が2本でトップだった。なお中村のこの週1本目は長嶋茂雄を抜く通算445本塁打となった。打点は楽天マルモレホスの6、盗塁はロッテ高部瑛斗が5でトップ。高部は13日のオリックス戦では3盗塁を記録した。

・個人投手成績10傑
東浜巨（SB）1登1勝9回 責0率0.00 PR2.67
田中将大（楽）1登1勝9回 責0率0.00 PR2.67
伊藤大海（日）1登1勝9回 責0率0.00 PR2.67
山本由伸（オ）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.37
上沢直之（日）1登1勝8回 責0率0.00 PR2.37
則本昂大（楽）1登1勝7回 責0率0.00 PR2.07
佐藤奨真（ロ）1登1敗6回 責0率0.00 PR1.78
河村説人（ロ）1登1勝5回 責0率0.00 PR1.48
山岡泰輔（オ）1登1勝8回 責1率1.13 PR1.37
千賀滉大（SB）1登1敗8回 責1率1.13 PR1.37

　ソフトバンクの東浜は5月11日の西武戦で史上95回目、パでは31回目のノーヒットノーラン。97球での完封でもあり今季3人目の「マダックス」だった。

　マダックスでのノーヒットノーランは2006年9月16日、阪神戦での山本昌（中日）の97球以来16年ぶり。また、東浜は2つの四球を出したがいずれも併殺で仕留めて、残塁なしの27打者だった。ノーヒットノーランのうち「無残塁」は、完全試合の16例を除くと史上4例目だった。

　大記録ではあるのだが――今季は佐々木朗希の完全試合など投手の大記録が続出しているため、やや霞んでしまった感がある。

田中将大、伊藤大海がそれぞれ完封勝利

　このほか田中将大が5月10日のロッテ戦で、日ハムの伊藤大海も13日のソフトバンク戦でそれぞれ完封勝利を挙げている。

　救援ではオリックス平野佳寿と日本ハム北山亘基、西武の増田達至が2セーブ、ロッテの東條大樹、西武の平良海馬が2ホールドを挙げた。

＜達成記録＞
◎打者
・丸佳浩（巨）1500安打
5月15日中日戦 史上131人目
・田中広輔（広）1000試合出場
5月14日ヤクルト戦 史上514人目
・鈴木大地（楽）100死球
5月14日西武戦 史上23人目

◎投手
・千賀滉大（SB）1000投球回
5月13日 日本ハム戦 史上362人目