2021年の大谷翔平が日ハム復帰したら「チーム優勝・ホームラン王」なるか？〈ゲームの世界で徹底検証してみた〉

　米大リーグでホームランランキングのトップに立つ大谷翔平選手。二刀流として躍進を続ける“偉才ぶり”に世界中が注目しています。そして、それは“現実の世界”だけにとどまりません。

　KONAMIの人気野球ゲーム「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム（プロスピ）」では7月下旬までの成績を元に、海外で活躍する日本人選手の能力アップデート（「覚醒」）が発表されました。それにより、大谷選手の能力値が大変なことになっているのです。

侍ジャパンが「500中盤から後半」のところ…

　大谷選手の「覚醒」後の能力ですが、全体の能力を示す「総合力」は631で、大リーグの日本人選手でも最高値です。侍ジャパンに選出される代表選手でも500台中盤から後半ですから、大谷選手がいかに突出しているか分かります。ちなみに大谷選手の覚醒前の能力は370でした。

「覚醒」後の大谷選手の打者の能力ですが、長打力の「パワー」はS（97）で、「覚醒」前はC（62）でしたから大幅アップです。さらに多くの「特殊能力」もあります。

「覚醒」時の大谷翔平野手の能力値。パワーは最高ランクの「Ｓ」（提供写真）

すべての写真を見る（21枚）

　相手投手に能力を発揮させない「威圧感」や、流し打ちでも強い打球が打てる「広角打法」、2安打以上でその試合のミート力がアップする「固め打ち」「内野安打〇」など……。ポイントは、バットを強振して芯に当たると打球速度が上がる「高速弾」でしょう。KONAMIによると、大谷選手を再現するために設定されたそうです。

　そして投手の能力ですが、球速は165キロで、ストレートの威力はAに設定されています。そして落ちるボールに、オリジナルの「ジャイロスプリット」が設定されました。この球種の威力は最高値のS。ちなみに「覚醒」前の球種は「フォーク」でした。

「覚醒」時の大谷翔平投手の能力値。総合値は驚異の「631」（提供写真）

　なお特殊能力は、2ストライクに追い込むと球威がアップする「奪三振」、失投したときに真ん中に球が集まりにくくなる「逃げ球」、「球速安定〇」などです。

最強の大谷翔平が日ハムに復帰したら？

　この状態で、日本ハムに復帰したらどんな記録が飛び出すのだろうか――？

　ゲームでは、大谷選手をどのチームにも加入させることができます。そこで「覚醒」させた大谷選手を、前所属の日本ハムに加入させて、「ペナントレース」で一年間戦わせてみました。年間何本のホームランを放ち、何勝をあげるでしょうか。試合は公平を期するため、コンピューター任せにしました。

【次ページ】　打者大谷はホームラン王になれた？