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井上尚弥「相手に何もさせず」の予言通り… 衝撃の左ボディー3発・3回KO劇に米メディアも「怪物的な能力」と絶賛 

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photograph bySteve Marcus/Getty Images

posted2021/06/20 17:15

井上尚弥「相手に何もさせず」の予言通り… 衝撃の左ボディー3発・3回KO劇に米メディアも「怪物的な能力」と絶賛<Number Web> photograph by Steve Marcus/Getty Images

3ラウンドTKO勝ちでタイトル防衛に成功した井上尚弥

 衝撃の左ボディーでラスベガスを震撼させた。現地時間19日(日本時間20日)にラスベガスで開催されたボクシングWBA・IBF統一バンタム級タイトルマッチで王者・井上尚弥は挑戦者の1位マイケル・ダスマリナスを相手に3ラウンド2分45秒TKO勝ちを飾った。

 ボクシングの聖地ラスベガスで自身2度目、有観客試合では初となる一戦でも“モンスター”ぶりを見せつけた。相手は長身サウスポーのダスマリナスだったが、初回からジャブやカウンターの左フックで主導権を握ると、続く第2ラウンドにはさらに圧力をかける。すると1分50秒頃にワンツーからの左ボディーがヒットすると、ダメージを負ったダスマリナスはたまらずリングへと崩れ落ちた。

 この日最初のダウンを奪ってからは完全に井上のペースだった。第2ラウンドこそゴングに救われた形のダスマリナスだが、続く3回、2分20秒過ぎに再び井上の左フックが相手の脇腹に突き刺さるとリングへと突っ伏す。カウント9で立ち上がったものの明らかに“虫の息”となったダスマリナスに対して、井上はまたも左フックをボディーを叩き込んでこの日3度目のダウンを奪うと、井上はクールな表情で勝利を確信。ほどなくレフリーが試合を止めた。

「ボディーでも顔でもどちらでも」

 アメリカの『ESPN』のフラッシュインタビューに答えた井上。「ボディーでも顔でもどちらでも倒せる準備はしてきました。その中でボディーで倒すところを見せられてよかったです」と答えた通り、ボディーでも相手をねじ伏せる破壊力の高さを見せつけたのだ。

 なお同局の電子版でも速報で井上-ダスマリナス戦を速報していたが、圧巻のKO劇について同サイトは「イノウエがダスマリナスを“粉砕”した」との見出しとともに「“モンスター”の愛称で呼ばれるイノウエが、その怪物的な能力を完璧に発揮していることは明らかだった」と賞賛している。

 WBA5度目、IBF3度目の防衛を飾った井上。この一戦を前に「Number」誌のインタビューに応え、以下のように語っていた。

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