スコット・ボラスの名言 

2017年オフのメジャーリーグFA市場は異常なまでの寒波に襲われた。ドジャース、ヤンキースをはじめとする資金力が潤沢な球団が、総年俸を1億9700万ドル以内に抑えて「贅沢税」の支払いを回避する方針をとったからだ。流動性が極端に減ってしまったFA市場には、行き場をなくした選手がさまよい、選手をバックアップする代理人も怒り心頭。剛腕で知られる代理人、スコット・ボラスはメディアを通じて、球団経営陣を厳しく批判しているが、先行きは依然として不透明。開幕までに移籍先が決まらないビッグネームが、出場機会を求めて日本にやってくる……という展開も十分にありうる。

Number946号(2018/02/15)