イチロー世代の現役選手はすでにイチローだけ。

　プロ野球の代表的な「世代」を見てみよう。古くは鶴岡・藤村世代(1916年度生まれ)、長嶋・野村世代（1935年度生まれ）、王・張本世代（1940年度生まれ）などもあるが、現役選手がいる世代に絞る。それぞれの安打数上位5人、勝利数上位5人を出そう。100セーブ以上の投手も出す。所属チームを記したのは現役選手。

　まずは「イチロー世代」。1973年度生れ。もう現役はイチローだけだが。

＜打者＞
イチロー 10月22日生（NPB 1278安打　MLB 3080安打）前マーリンズ
小笠原道大 10月25日生（NPB 2120安打）
中村紀洋　7月24日生（NPB 2101安打　MLB 5安打）
松中信彦　12月26日生(NPB 1767安打)
清水隆行　10月23日生（NPB 1428安打）

＜投手＞
石井一久　9月9日生（NPB 143勝　MLB 39勝）
三浦大輔　12月25日生（NPB 172勝）
門倉健　7月29日生（NPB 76勝　KBO 27勝）
黒木知宏　12月13日生（NPB 76勝）
薮田安彦　6月19日生（NPB 48勝　MLB 3勝）
KBO＝韓国プロ野球

　イチローは1994年にブレークしたが、小笠原、中村、松中らはイチローがMLBに渡る直前の2000年頃からトップ選手になっている。時間差がある感じだ。

　日米通算も含めれば、2000本安打がイチロー、小笠原、中村の3人。三冠王になった松中もいる。豊作と言えよう。

　投手でも、ドジャースでも活躍した石井、ハマの番長三浦にジョニー黒木と個性的な選手を輩出している。

　ちなみに同世代で2000本安打が最も多かったのは、1947年度生れ。若松勉、谷沢健一、藤田平、福本豊、門田博光と5人もいる。

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