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松井珠理奈がプロレス愛を語る。
「もはやプロレスは生活の一部!」
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byWIP2017製作委員会/AKS
posted2017/05/15 11:30
ハリウッドJURINAのリングネームは、もちろんハリウッド・ハルク・ホーガンから来ている。指差しポーズも堂に入っている。
「先輩・後輩もあるけど、内部の抗争が面白い」
48グループでも最初のころは1期生だとみんな同じスタートライン、みんながライバルという意識があるから、ファンの方同士も「あの子には負けないで」とか言ってくれたりしていたんです。
でも、今だと先輩・後輩という関係もあるから、後輩があんまり先輩にライバルというのもな……みたいな部分もあったりして。最近はやっとそういう後輩が出てきて、古畑奈和ちゃん、熊崎晴香ちゃんとかは私からセンターを奪いたいと言ってくれるようになりました。
そういう内部での抗争が面白いし、その方がファンの皆さんも熱くなる。自分のいる団体の中で抗争することによって、グループ全体が盛り上がるんだな、ということをプロレスから学びました。
そんな話を、棚橋選手ともさせていただいたんです。中邑(真輔)選手やAJ(スタイルズ)選手がWWEに移籍して、新日に少し元気がなくなってしまったとき、自分1人でどうにかしようと頑張っていたら、無理をして身体にガタがきちゃったと。
私も同期のメンバーが辞めていったときに同じような経験があって。そういうときにどうしたんですかと聞いたら、自分が悪戦苦闘している間にケニー選手や内藤(哲也)選手など、盛り上げてくれる後輩がたくさん出てきて助けられたそうで。
だからきっと珠理奈ちゃんも心配することないよ、そういう後輩が出てくるからそれまで頑張っていればいいんじゃない、と言ってくださったんです。それを聞いて確かに! と思いました。私も今一番そうなってくれることを望んでいます。
そんなこともあって、タグチジャパン推しの私ですが、中でも一番好きなのはやっぱり棚橋選手です。試合を生で見るとみんな好きになっちゃうので、悩みどころではあるのですが。
「棚橋選手のファンサービスは格好いい」
棚橋選手は試合のスタイルはもちろん、人としてとても尊敬しています。その理由は、ファンサービスが一番だから。棚橋選手といえばファンサービスというのはプロレスファンの方からすれば日常風景かもしれないですが、でもそれを当たり前のようにできちゃうところが格好いいと思います。
アイドルにとっても、なによりもファンの方々が一番大事。私自身も感謝の気持ちを日々伝えたいと思っています。棚橋選手のファンへの振る舞いを見て、どれだけ人気者になっても、どれだけすごくなっても、こうやってファンサービスや感謝の気持ちを忘れないようにしなきゃいけないんだということをあらためて実感しているんです。