履正社・安田尚憲vs.日大三・桜井周斗。濃厚な5打席はまさに“闘争”だった。（4／4） - 高校野球 - Number Web - ナンバー

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履正社・安田尚憲vs.日大三・桜井周斗。
濃厚な5打席はまさに“闘争”だった。

text by

安倍昌彦Masahiko Abe

photograph byKyodo News

posted2017/03/22 07:00

履正社・安田尚憲vs.日大三・桜井周斗。濃厚な5打席はまさに“闘争”だった。＜Number Web＞ photograph by Kyodo News

清宮が太刀打ちできなかった桜井の宝刀を、安田が仕留める。センバツ初日に実現した5打席勝負は、高校野球ファンにとって極上の瞬間だった。

苦闘の末の最終打席に“才人”ぶりを見せつけた。

　安田、この日の第5打席。

　桜井周斗の投球に初めてミートして、ものの見事にレフトフェンス直撃に仕留めた一打が、まさにそんな逆スピンライナーだった。

　苦闘の末の、最後の打席の一振りに、持てる才能のすべてを凝縮させてみせた安田。

　見る者を一度は必ずアッと驚かせてくれる。

　それが“才人”のすごさ、そして、怖さなのかもしれない。

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