完全復活を果たした2010年の総決算を天皇杯で！

　リーグ戦は、最終的に6位に終わった。だが、ACL出場権獲得のチャンスは、まだ生きている。天皇杯で優勝すれば、タイトルも取れ、さらにACL出場権が手に入る。そのためには、29日、3連覇を狙うガンバ大阪を倒さなければならない。

「山形戦は点が取れなくて苦しんだけど、PK戦でも勝てたのは大きかった。カップ戦なんでどんな形でも勝つことが大事なんでね。ガンバはリーグ戦のラストで負けたけど、あの時、完全に負けた感はなかった。自分らが押していて、アンラッキーなゴールを決められて終わった感じだった。天皇杯ではしっかりリベンジして、最後に優勝して終わりたいっすね」

　リーグ戦終了後は、休みながらもしっかりとコンディションを調整してきた。そのせいか、動きの良さはチームの中でもピカ一だ。完全復活を果たし、走り続けた2010シーズンの総決算として、天皇杯を掲げることができるか。それは、小野が今季、物足りないと感じたゴールで応えるしかない。