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「手の合う」3親方と、それぞれの愛弟子。

2009/03/08

 「手が合う」という相撲界の隠語をご存知だろうか?これは大変仲が良いという意味合いで用いられる。かつて人気力士として大活躍した北勝海、寺尾、益荒雄の3人は部屋は違うが、それこそ「手の合う」仲間同士だった。

 3人は年齢が近いこともありライバル意識はむき出し、土俵上では火花が散るほどの激闘を演じた。だが、ひとたび土俵を離れれば、その戦いが嘘のように遊び、ふざけ合った。

 現役を引退し親方となった3人は、それぞれ八角、錣山、阿武松と名乗り、部屋を興して独立している。独立当初は親方自ら、土俵作りに買い出し、新弟子集めと大奮闘だったが、その努力がようやく形となり、期待の若手が頭角を現しつつある。

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