#684

記事を
ブックマークする

プレーオフで敗れた天才ガルシアの葛藤。

2009/03/08

 その技量は一流で、生まれながらの闘争心も誰もがタイガー・ウッズと匹敵するか、それ以上と認める。スペイン出身で、ついこの間、引退宣言をしたセベ・バレステロスやその後継者といわれたホセ・マリア・オラサバルの二人が、21世紀を担う後継者として認めているし、まるで末っ子の弟のように可愛がっている。それがセルヒオ・ガルシアだ。

 ガルシアは、全英オープン3日目を終えて通算9アンダーの単独首位に立ち、今度こそメジャータイトルを獲るだろうと思っていた。けれども、最終日の前半にボギーを連発し、アイルランドのパドレイグ・ハリントンに追いつかれて4ホールのプレーオフ。そのプレーオフでも最初のホールで、2打差をつけられ、それを縮めることができずに2位となった。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Taku Miyamoto

0

0

0

前記事 次記事