先頃、沖縄・宜野湾市のリゾートホテルに滞在してトレーニングを続けていたニコライ・ワルーエフの取材に出かけた。WBA世界ヘビー級チャンピオン。身長214cm、体重145kgは歴代王者の誰をも凌ぐビッグサイズ。「別格」といわれるヘビー級でも、このロシア人はさらに別格の存在である。
しかし、驚異的な巨体にもかかわらず、全盛時のタイソンやフォアマンが漂わせていた威圧感はない。自らの巨体を支えるのも容易ではなく、ジムワーク中の1分のインターバルでは必ず椅子に腰をおろす。ジミン・コーチは朝の練習でもランニングの代わりに水泳を勧めていた。
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photograph by Sumio Yamada