'06年の夏を制したのは、天山広吉(35)だった。リーグ戦の試合形式で初の完全優勝となった。
8・13東京・両国国技館のG1クライマックス最終戦で天山が全日本の小島聡(35)をオリジナルの必殺技TTDで沈め2年ぶり3度目のVを達成。猛暑に強い「レッド・ブル」を見せつけてくれた。
しかし、終わりよければすべてよし、という訳にはいかないのがサイモン・ケリー猪木社長体制下の新日本なのだ。最終戦当日の観客動員は主催者発表で満員の1万1000人。が、どう贔屓目に見ても九分の入り。両国・初日の12日は7800人の発表。とはいっても六分の入り。両国3連戦、5連戦を超満員で飾った“闘魂3銃士”揃い踏みの時代と比べたらあまりにも寂しい会場風景だった。
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photograph by Essei Hara